「また"あらすじ小説"になった……」。3,000字あるのに出会いから告白まで全部済んでいる。ワンシーン・ワン感情で描き切る構造を渡す方法を解説する。
ステップ1: ゴールシーンを1つだけ決める
描きたいシーンを1つ選ぶ。
【BL短編 構成シート】
■ ゴールシーン: 3年ぶりに再会した元同期の手に、知らない土の匂いが染みついていた
■ 感情の振れ幅: 攻め: 懐かしさ→後悔 / 受け: 驚き→安堵と切なさの同居
■ 着地点: 連絡先を交換したかどうか、読者にはわからない
着地点は未解決にする。長編の構造設計はChatGPTでBL小説を書く方法で解説している。
ステップ2: キャラ設定を3項目に絞る
口調・矛盾・状態の3項目だけ渡す。
【國見 暖(攻め・29歳・測量士)】
■ 口調: 「〜だろ」「〜じゃねえの」。柴崎の前でだけ声が小さくなる
■ 矛盾: 「忙しかっただけ」と思い込んでいるが、柴崎の公園を3年避けてきた
■ 状態: 公園改修の測量に来た早朝。杭を打ったら、植栽帯の作業員が旧友だった
【{キャラ名}({攻め/受け}・{年齢}歳・{職業})】
■ 口調: {語尾の特徴}。{口調が変わる条件}
■ 矛盾: 「{本人が信じている嘘}」が、{裏切る行動}
■ 状態: {場所}。{身体的状態}
記入例付きの全パターンはBL Prompt Kit(BOOTH)で。
「矛盾」は省略しない。詳細はAI小説のキャラクターの作り方で。
ステップ3: 禁止事項で「描写モード」に切り替える
キャラ設定だけでは説明グセが消えない。禁止事項が鍵。
before: 3年ぶりの再会に胸が高鳴った。「久しぶり。元気だった?」
after: 水糸の先で、剪定鋏を握る手。左手首のミサンガは変わっていない。3年前、自分が編んだやつだ。水糸を張り直すふりをして動けなかった。
▶ 変えたのは「回想で説明しない」「会いたかったと言わせない」の2行だけ。
まとめ
- BL短編はワンシーン・ワン感情で描き切る
- キャラ設定は口調・矛盾・状態の3項目
- 禁止事項がAIを「描写」に切り替える
BL Prompt Kit(BOOTH)にフルセットを公開中。noteでも解説: BL小説の書き方。
CharaNote開発日記
「AIに口調を守らせたい」——この記事で紹介したテンプレートを、もっと直感的に管理できるツールを作っています。
CharaNoteは、キャラ設定シートをAIが読める形式で保存し、どのAIツールにもワンクリックで渡せるキャラ管理アプリです。現在クローズドβに向けて開発中。
進捗や先行アクセスの案内はCharaNote公式で。