「もっと大胆に書いて」——何度指示しても「二人は深い夜を過ごした」で暗転。制限の緩いAIでは取説みたいな直接描写。
読者が求めるのは行為の詳細ではなく「次に何が起こるか」を補完する余白。
「匂わせ」5ルールでシーンを組む
「何をするか」ではなく「何を感じるか」を指定する。そのまま使える例:
【シーン指示】R18(匂わせ表現)
1. 視覚制限: 照明を落とす
2. 直前で止める: 行為寸前で切る
3. 物に語らせる: シャツの皺、鍵の音
4. 音だけの段落: 息、衣擦れ
5. 翌朝の痕跡: 首筋の赤み
【キャラ】
雨宮 要 28歳/プランナー — 触れる直前に手が止まる
志摩 瑛 24歳/ホテルスタッフ — 追い詰められると黙る
【場面】仮眠室、消灯後。仕事終わりに鉢合わせ。
ChatGPTのフィルターでもこの匂わせは通る。制限が逆に質を上げる。
空テンプレート
【R18匂わせ】
1. 視覚制限: {視覚を奪う方法}
2. 直前で止める: {切るタイミング}
3. 物に語らせる: {感情を代弁する物}
4. 音だけ: 息、{もう1つの音}
5. 翌朝の痕跡: {匂わせる物}
{攻め名}/{年齢}歳/{職業}: {触れる前の癖}
{受け名}/{年齢}歳/{職業}: {追い詰められた反応}
【場面】{場所}、{時間}。{二人きりの理由}。
全パターン(記入例付き)はBL Prompt Kit(BOOTH)に収録。
before/afterで威力を確認
直接描写 雨宮は瑛の肩を引き寄せた。手が腰に回り、距離がなくなった。
匂わせ 非常灯が天井の隅で赤く点滅している。それだけが光源。 「……寝てないでしょ」瑛の声。隣から。近い。 足先に、瑛の足先が触れた。冷たい。引っ込めない。
▶ 行為の代わりに直前の身体感覚だけを書いた——変えたのはそれだけ。
R18で感情が動くのは、描かれなかった空白を読者が埋めた瞬間。
感情描写の基本はChatGPT小説の感情描写のコツで解説している。
恋愛シーン全般はAI恋愛小説の書き方プロンプトを参照。
まとめ
- ChatGPTでもR18の「匂わせ」は書ける。感覚の断片で構成する
- 没入感は「描いた量」ではなく「余白の質」で決まる
- R18対応ツールでも匂わせ設計で質が上がる
テンプレート全パターンはBL Prompt Kit(BOOTH)で公開中。キャラ設定はnoteの解説でも読める。
CharaNote開発日記
「AIに口調を守らせたい」——この記事で紹介したテンプレートを、もっと直感的に管理できるツールを作っています。
CharaNoteは、キャラ設定シートをAIが読める形式で保存し、どのAIツールにもワンクリックで渡せるキャラ管理アプリです。現在クローズドβに向けて開発中。
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