「また『僕』って言ってる……さっきまで『俺』だったのに」 断定口調のはずが、3ターン後には丁寧語に変わっていた。
口調が崩れる3つの原因
1. 指定が「雰囲気」止まり。 「ぶっきらぼう」ではAIの解釈が10通りある。ターンごとに別の解釈を選ぶからずれる。
2. 会話が長くなると「忘れる」。 10ターン目から設定の影響力が弱まる。根本対策は設定リマインダーの構造術を参照。
3. 複数キャラの口調が「混ざる」。 2人以上を書かせるとトーンが平均化され全員「〜ですね」に収束する。
対策は共通。口調を4要素に分解してAIに渡す。
「4点セット」で口調を固定する
4点で構造化するとAIは口調を維持する。
■ 口調ルール — 巽 一真(攻め・料理人)
- 一人称: 俺
- 語尾: 〜だろ、〜だな(断定。疑問形は使わない)
- セリフ例:
1.「……別に。そう思っただけだ」(平常時)
2.「黙れ。……頼むから、黙っててくれ」(感情時)
3.「帰るぞ。終電なくなる」(対人時)
- 禁止語: 「好き」「可愛い」「〜ですね」「〜しましょう」
禁止語リストが制御の要。セリフ例は3パターンで精度が上がる。自分のキャラ用テンプレート:
■ 口調ルール — {キャラ名}({役割})
- 一人称: {一人称}
- 語尾: {語尾パターン}({補足ルール})
- セリフ例:
1.「{平常時}」 2.「{感情時}」 3.「{対人時}」
- 禁止語: {禁止ワード3つ以上}
タイプ別記入例はキャラ口調テンプレート一覧を参照。全パターン+演出ノート付きはBL Prompt Kit(BOOTH)で配布中。
before/after
ルールなし: 「新しいレシピ、見てくれる?」と巽は微笑んだ。「ありがとう。わざわざ僕のために?」
ルールあり: 「……これ、分量が違う」巽はノートを閉じた。加瀬が書き直した配合を指でなぞる。「……直すの?」巽は答えず、コンロに火をつけた。
▶ 変えたのは"4点セットで口調を固定した"だけ。
まとめ
- 口調崩壊の原因は「曖昧な指定」「会話の長さ」「キャラ間の混線」の3つ
- 一人称・語尾・セリフ例・禁止語の4点セットで崩れにくくなる
- 「こう喋るな」の禁止語が制御の鍵
フルテンプレートはBL Prompt Kit(BOOTH)で配布中。3ジャンルの記入例付き。noteでも解説: ChatGPTでBL小説を書く方法。
CharaNote開発日記
「AIに口調を守らせたい」——この記事のテンプレートを直感的に管理できるツールを作っています。
CharaNoteは、キャラ設定シートをAIが読める形式で保存し、どのAIにもワンクリックで渡せるアプリです。現在クローズドβに向けて開発中。詳細はCharaNote公式で。