AI創作ラボ

AIで小説を書くための実践ガイド

2026-04-01ChatGPT Claude 小説 比較

ChatGPTとClaudeの小説を比較——同じプロンプトで出る「差」の正体

「同じプロンプト渡したのに、全然違う文が出てきた……」

左がChatGPT、右がClaude。同じ指示なのに出力がまるで違う。何が違うのか見ていく。

ChatGPT——会話と動線で見せる

セリフ量が多い。1シーンで5〜6回発話し、会話で感情を動かす。場所を移動しながら展開し、動線がカメラワークになる。キャラ設定テンプレートで口調を固めれば壁打ちにも向く。

ただし感情を説明しすぎて読者の補う余地を消すことがある。これがAI臭さの原因の一つだ。

Claude——密度と余韻で見せる

セリフは少ない。1シーンで2〜3回。代わりに一言に複数の感情が乗る。「帰れよ」と言いながら隣に座る——行動と本音の矛盾を仕込むのが得意。ChatGPTが空間を横に広げるなら、Claudeは同じ場所で縦に掘る。

同じプロンプトで書かせた結果

以下を両モデルに渡した。

■ シーンのゴール:
古沢が足湯で隣の霧島を見て「また会いたい」と初めて思う。
■ 場面: 道の駅の足湯。平日昼。客は2人だけ。
■ 禁止: 古沢に好意を直接言わせない/霧島に愛想笑いをさせない

ChatGPT: セリフ5回。古沢が自販機で缶コーヒーを2本買って戻り、霧島が受け取る。「動線と会話」で距離を縮める。

Claude: セリフ2回。湯気越しに霧島の靴下が左右違うことに気づき、指摘せず口を閉じる。「沈黙と視線」で内面を描く。

自分のキャラに差し替えて両モデルに投げてみるといい:

■ シーンのゴール:
{キャラA}が{キャラB}に{感情の変化}を自覚する。
■ 場面: {場所}。{時間帯}。{状況の制約}。
■ 禁止: {キャラA}に{禁止表現}をさせない

記入例付きフルキットはBL Prompt Kit(BOOTH)で公開している。

場面別の使い分け

| 場面 | モデル | 理由 | |------|--------|------| | プロット・日常会話 | ChatGPT | セリフ量が多くテンポがよい | | キーシーン・すれ違い | Claude | 沈黙と行動で密度高く描く | | 壁打ち | ChatGPT | 口調が安定しブレにくい |

ChatGPTで日常パート、Claudeでキーシーンの分業が効率的だ。

まとめ

ChatGPTは「量と安定」、Claudeは「密度と余韻」。場面で使い分ければ作品に緩急が生まれる。

テンプレートの全パターンはBL Prompt Kit(BOOTH)に収録。BL小説の書き方はnoteでも解説中: ChatGPTでBL小説を書く方法

CharaNote開発日記

「AIに口調を守らせたい」——この記事で紹介したテンプレートを、もっと直感的に管理できるツールを作っています。

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