AI創作ラボ

AIで小説を書くための実践ガイド

2026-03-31ChatGPT BL 書き方

ChatGPTでBL小説を書く方法——プロンプト3ステップで「刺さるBL」に変わる

「……また攻めと受けが同じ喋り方してる」

キャラ設定を書いたのに、攻めも受けも「ふっ」と笑う。口調が同じ・感情が説明文・展開が予定調和——3つともプロンプトの構造で直せる。

ステップ1: 口調を4点で渡す

「性格:クール」では平均値しか返らない。一人称・語尾・セリフ例・禁止語で分解する。一途攻めの完成形:

■ 相馬(攻め)口調ルール
- 一人称: 俺 / 語尾: 〜だ、〜だろ
- 禁止語:「好き」「守る」
- セリフ例:「佐久間、先帰れよ。鍵は閉めとく」

「好き」を封じれば「鍵は閉めとく」で気遣いを見せるしかない。制約が個性を生む。受け側も同じ4点で:

■ 佐久間(受け)口調ルール
- 一人称: 俺(照れると「おれ」)/ 語尾: 〜っす
- 禁止語:「嫌いじゃない」等の裏返し表現
- セリフ例:「相馬さん、なんで俺の分まで……なんでもないっす」

攻め・受け両方渡す。片方だとAIが相手をでっち上げる。書き分けの詳細はAI BL攻め受けプロンプトテンプレで解説している。自分のキャラ用:

■ {キャラ名}({攻め/受け})
- 一人称: {一人称} / 語尾: {語尾パターン}
- 禁止語: {絶対言わせない言葉}
- セリフ例: {日常} {気遣いが漏れる} {限界}
■ {相手}との関係性
- 表: {外から見えるふるまい} / 裏: {読者だけが知る感情}

残り5ジャンルの記入例と全パターンはBL Prompt Kit(BOOTH)に収録。

ステップ2: 演出ルールで感情説明を断つ

口調を整えても「相馬は嬉しかった」と出たら台無し。感情の直接説明がAI臭さの正体。

【演出ルール】
- 感情は動作・沈黙・セリフだけで表現
- 「嬉しかった」「悲しかった」禁止
- 好意は「もの」経由で表現

ルールなし — 相馬は嬉しかった。「ありがとう」と微笑んだ。

ルールあり — 相馬は自販機でブラックを押した。佐久間が「俺も同じの」と手を伸ばす。嘘だ。こいつは微糖だ。何も言わずもう一本買い、佐久間のポケットに突っ込んだ。微糖のほうを。

▶ 缶コーヒーの銘柄で「相手の好みを知っている」が伝わる。

ルールなし — 佐久間は動揺した。どう返せばいいかわからなかった。

ルールあり — 佐久間はストローの袋を折っていた。三角、四角。五角形を作ろうとして紙が破れた。「……っす」としか言えなかった。

▶ 手元の動作に置き換えるだけで内面が伝わる。

読者は「書かれていない感情」を自分で補完する。自分で気づいた感情は説明された感情より残る——「行間に萌える」の正体がこれ。技術の深掘りはChatGPT小説の感情描写のコツを参照。

ステップ3: シチュエーションを制約で設計する

「カフェで告白」より「閉館5分前の美術館で同じ絵の前から動けない二人」。場所の制約がキャラの行動を絞り、感情が小道具に宿る。

■ シチュ設定
- 場所: {時間帯}の{場所} / 制約: {できないこと}
- 小道具: {感情を託すもの} / 着地: {最後の1行}

「二人きり」より「監視員の巡回まで3分」。制限時間がキャラを動かす。全体の設計フロー(口調→演出→長編展開)はAIでBL小説を書く方法【完全ガイド】にまとめている。

よくある質問

Q. 攻め受けの口調が途中で入れ替わる 3,000字ごとに「相馬は断定語尾、佐久間は敬語崩れ」とリマインダーを挟む。

Q. 甘いシーンだけ全員同じになる 「甘い場面でも口調は変えない。相馬は言葉でなく"もの"を渡す。佐久間は照れると台詞5文字以内」と追加する。

Q. BL全体の構成を作らせたい 先にプロット(起承転結4行)を出す。本文からだと暴走する。BL長編プロットの作り方口調テンプレ一覧も参照。

まとめ

  • 口調は一人称・語尾・セリフ例・禁止語の4点で分解
  • 演出ルールで感情説明を封じると「行間」が生まれる
  • シチュエーションは制約で設計する

テンプレート全種(攻め×受け7パターン+シチュ設計シート)はBL Prompt Kit(BOOTH)で公開中。noteでの解説もある。

CharaNote開発日記

「AIに口調を守らせたい」——この記事で紹介したテンプレートを、もっと直感的に管理できるツールを作っています。

CharaNoteは、キャラ設定シートをAIが読める形式で保存し、どのAIツールにもワンクリックで渡せるキャラ管理アプリです。現在クローズドβに向けて開発中。

進捗や先行アクセスの案内はCharaNote公式で。