AI創作ラボ

AIで小説を書くための実践ガイド

2026-03-31AI 夢小説 書き方 プロンプト

【2026年版】AI夢小説の書き方プロンプト完全ガイド——推しの声を守る設計術

【2026年4月更新】 GPT-4o / GPT-5対応。テンプレート5タイプ(王子系・年下系を追加)、FAQ追加。

「また同じ口調になってる……」

画面に映る推しの台詞を選択し、削除する。AIが出力したのは「君は特別だよ。僕は君のことが好きだ」——3行目で告白。しかも仕事モードでもプライベートでも同じ喋り方。推しの「素の顔」がどこにもない。

夢小説の核心は、推しキャラの「表の顔」と「あなたにだけ見せる素の顔」のギャップにある。AIはこのギャップを勝手に潰して、全場面で均一な態度の推しを出力する。この問題、プロンプトの「構造」を変えるだけで直る。

推しが3行で告白するのは「口調の構造」が抜けているから

AIに「ツンデレなアイドルの夢小説を書いて」と指示しても、出力されるのは「表面だけツンデレ風」の推し。最初に素っ気ない台詞を1つ言い、2行後にはデレている。

原因は明確で、プロンプトに「口調が切り替わる条件」が書かれていない。AIが知りたいのは「どんな場面で」「誰の前で」「どう変わるのか」の3点。これを口調ルールとして構造化すると、推しの声が安定する。

以下、AI夢小説で推しの声を守るための3ステップを順に見ていく。

ステップ1: 推しの口調シートを埋める——「表の顔」と「素の顔」を分ける

AI夢小説で推しが崩れる最大の原因は、「場面ごとの口調の切り替えルール」が定義されていないこと。アイドルキャラなら、ファンの前と「あなた」の前で別人になる。この切り替えをプロンプトに書くだけで、AIの出力精度が変わる。

以下はアイドル×マネージャーの記入例。

■ 推しの口調ルール(最重要)
- 一人称: 俺(あなたの前)、僕(ファン・カメラの前)
- 二人称: あんた(あなたに対して)、皆さん(ファンに対して)
- 語尾の癖: 〜だけど、〜だろ(素のときは投げやり。仕事モードでは丁寧)
- 話し方の特徴: 素は面倒くさそうに話す。言葉を途中で飲み込む癖がある
- 絶対に使わない言葉: 「愛してる」「離れないで」などの甘い常套句。王子キャラのセリフは仕事以外では使わない
- セリフ例:
  1. 「……は? 別に、そんなんじゃないけど」(平常時。素っ気ないが耳が赤い)
  2. 「うるさい。……聞きたくない、今は」(感情が揺れたとき)
  3. 「……飯、まだだろ。ほら」(あなたに対して。世話を焼くが目を合わせない)

このテンプレートは「BL Prompt Kit」夢小説版の記入例から引用しています

「俺」と「僕」の使い分け、「あんた」と「皆さん」の切り替え。この二重構造をAIに明示すると、仕事の場面と2人きりの場面で推しの空気が変わる。

特に重要なのが**「絶対に使わない言葉」**の設定。これがないとAIは推しに似合わない台詞を平気で出力する。「愛してる」を禁止するだけで、代わりに行動で好意を滲ませる出力が生まれる。キャラタイプごとの口調パターンはAI小説キャラ口調テンプレート一覧を参照。キャラ設定の基本構造はChatGPTのキャラ設定プロンプトで網羅している。

ステップ2: 夢主を空気にしないための口調ルール

夢小説で見落としがちなのが「夢主」の設定。「読者=夢主」だから設定は不要——これが最大の落とし穴。AIにとって設定のないキャラは「反応が薄いNPC」でしかない。夢主にも口調ルールとセリフ例を書く。

■ 夢主の口調ルール(最重要)
- 一人称: 私
- 二人称: 御影くん(仕事中)、薫くん(ふとした瞬間。言ってから慌てる)
- 語尾の癖: 〜です、〜ですね(丁寧。でも薫と2人のときは少し砕ける)
- 話し方の特徴: 真面目。薫が素を見せると動揺して早口になる
- 絶対に使わない言葉: タメ口全開にはならない。仕事の線引きは崩さない
- セリフ例:
  1. 「お疲れさまです。水、ここ置いておきますね」(通常業務)
  2. 「あ……ごめんなさい、薫く……御影くん」(名前を間違えて慌てる)
  3. 「ちゃんと食べてくださいね。明日も早いので」(世話焼きだが立場を守る)

このテンプレートは「BL Prompt Kit」夢小説版の記入例から引用しています

夢主にもセリフ例を3つ書くのがポイント。これがないと、AIは夢主のセリフを「はい」「そうですね」だけで済ませる。

「名前の呼び間違い」のような微細な設定が特に効く。「薫くん」と呼びかけて「御影くん」に言い直す——この設定1つで、夢主の感情が行動として出力されるシーンが生まれる。感情を直接書かずに伝える技術はChatGPTの感情描写のコツで掘り下げている。

ステップ3: 関係性の「距離感」を禁止事項で制御する

夢小説のもう一つの核は、推しと夢主の「距離感」。マネージャーとタレント、先輩と後輩、幼馴染——立場によって距離の取り方が変わる。AIにこの距離感を伝えないと、最短距離で2人をくっつけようとする。3行目で告白が起きるのはこのせいだ。

■ 関係性
- あなたに対する態度: 面倒くさそうにしつつ、気づくと目で追っている。差し入れは「いらない」と言って全部食べる
- あなたに対する本音: 「こいつの前だと演じなくていい」。それがどれだけ特別なことか、わかっていない
- 関係性の現在地: マネージャー(あなた)とアイドル。薫だけが好意に無自覚

■ 禁止事項
- 薫に告白させない
- あなたを「特別」だと薫に言語化させない
- 2人の関係を他のメンバーやスタッフに言及させない

このテンプレートは「BL Prompt Kit」夢小説版の記入例から引用しています

「関係性の現在地」が最も重要な行。「薫だけが好意に無自覚」と書くと、AIは薫に告白させない。代わりに「飯、まだだろ。ほら」のような、好意が行動に漏れ出る台詞を生成する。

禁止事項を3つ並べるのは、夢小説の「焦らし」を設計しているのと同じこと。読者が夢小説に求めるのは「まだ言葉になっていない感情」を行間から読み取る体験。心理学で「ツァイガルニク効果」と呼ばれる現象がある——人は完結した事柄より未完結の事柄を強く記憶する。告白してしまえばテンションは解放されるが、「言わない」まま行動だけが蓄積すると、読者の頭から離れなくなる。禁止リストは、この心理効果をプロンプトの構造で意図的に作り出すための道具だ。

AIの出力からキャラ崩壊を防ぐプロンプト構造は、BL小説でも夢小説でも共通している。

タイプ別プロンプト5選——クール・ツンデレ・甘々・王子・年下

ここまでのアイドル×マネージャーは「ツンデレ寄りの素っ気ない推し」の例。推しのタイプが変われば口調ルールの核心も変わる。5タイプ別に、口調シートの「変えるべき項目」を示す。

クール系——言葉が少ないほど行動が際立つ

■ 口調ルール(クール系)
- 語尾の癖: 断定形。「……そうか」「……わかった」。余計な言葉を付け足さない
- 話し方の特徴: 必要最低限しか話さない。沈黙が多い。ただし、あなたの変化(髪を切った、元気がない)には即座に気づく
- 絶対に使わない言葉: 感情の言語化全般(「寂しい」「会いたい」「心配だった」)
- セリフ例:
  1. 「……ああ」(肯定。たった一言だが、否定しなかったこと自体が好意の漏洩)
  2. 「髪、切った?」(気づいたことだけ言って、目を逸らす)
  3. 「……帰るぞ。外、暗い」(理由をつけて一緒に歩こうとする)

クール系の設計は「言葉の少なさ」がそのまま演出になる。AIはデフォルトでキャラに多弁な台詞を書かせるため、「必要最低限しか話さない」「沈黙が多い」を明記する。

ツンデレ系——否定の言葉と裏腹の行動をセットで書く

■ 口調ルール(ツンデレ系)
- 語尾の癖: 否定形が多い。「〜じゃない」「〜っつーの」「関係ない」
- 話し方の特徴: 否定した直後に、言葉と矛盾する行動を取る。照れると声が大きくなる
- 絶対に使わない言葉: 素直な感謝(「ありがとう」をストレートに言えない)、照れの自覚的な言語化
- セリフ例:
  1. 「べつにあんたのためじゃない。たまたま二つ買っただけ」(あなたの好きなパンを持ってきて)
  2. 「うっ……うるさい! そんなとこ見んな!」(耳が赤いのを指摘されて)
  3. 「……っ。帰んなよ、もう遅い」(引き留めたいが「帰るな」とは言えない)

ツンデレの核は「否定の言葉」と「裏腹の行動」を必ずセットで指示すること。片方だけだと、AIは単にツンツンしたキャラか、単に素直なキャラを出力する。

甘々系——二人きり限定で甘さの価値を上げる

■ 口調ルール(甘々系)
- 語尾の癖: 「〜だよ」「〜してあげる」「〜だろ?」(柔らかい。断定だが圧が低い)
- 話し方の特徴: 甘い言葉を照れずに言う。ただし「二人きりのとき限定」。人前ではスイッチが切り替わり、あなたを特別扱いしない
- 絶対に使わない言葉: 人前での甘い呼び方。他人がいる場ではあなたを名字で呼ぶ
- セリフ例:
  1. 「おいで」(二人きりの廊下で、手を伸ばす。それだけ)
  2. 「今日、ちょっと顔色悪くない? ほら、背中貸して」(さりげなく距離を詰める)
  3. 「……ん。明日もいるよ」(あなたが不安を口にしたとき、短く安心させる)

甘々系で外せないのが「人前と二人きりの切り替え」。甘い言葉を24時間全開にすると読者は3ページで飽きる。「二人きり限定」の縛りが、甘さの価値を引き上げる。推し設定の深掘りはAI夢小説の推し設定ガイドを参照。

王子系——完璧な仮面の裏にある「素の弱さ」を設計する

■ 口調ルール(王子系)
- 語尾の癖: 丁寧だが砕けすぎない。「〜だよ」「〜かな」。命令形は使わない
- 話し方の特徴: 誰に対しても穏やかで完璧な対応。ただしあなたの前でだけ、ほんの一瞬、取り繕った笑顔の隙間から疲労が見える
- 絶対に使わない言葉: 弱音・不満・否定語(「無理」「嫌だ」「やめたい」を口にしない)
- セリフ例:
  1. 「大丈夫、僕がやるから。気にしないで」(表の顔。完璧に微笑んでいる)
  2. 「……ごめん、今だけ、何も聞かないでくれる?」(あなたの前でだけ。目を閉じて壁に凭れている)
  3. 「君がいると、調子が狂う。……悪い意味じゃ、ないよ」(自分でも驚いた顔で)

王子系の核は「完璧さの維持コスト」をプロンプトに書くこと。「誰に対しても穏やか」だけだと、AIは最初から最後まで完璧な推しを出力し続ける。あなたの前でだけ見せる「隙」——壁に凭れる、目を閉じる、弱音の代わりに沈黙する——を具体動作で指定すると、推しの「完璧さ」がフリに変わる。読者は「この人、こんな顔もするんだ」と引き込まれる。

年下系——敬語の崩れ方で好意の自覚を表現する

■ 口調ルール(年下系)
- 語尾の癖: 「〜っすよ」「〜じゃないですか」。敬語とタメ口が混ざる
- 話し方の特徴: 人懐っこいが、好意を自覚してからは急に言葉を選ぶようになる。沈黙が増える
- 絶対に使わない言葉: 上から目線の言い回し。あなたを呼び捨てにしない(「先輩」で通す)
- セリフ例:
  1. 「あ、先輩! 今日もお疲れっす。……これ、差し入れ。たまたまっす」(笑顔だが目が泳いでいる)
  2. 「……っす」(急に敬語だけになる。好意を自覚した直後の不器用さ)
  3. 「先輩がいなくなったら困るんすけど。……あ、仕事的に、です」(取り繕うが、声が小さくなる)

年下系の設計ポイントは「敬語の崩れ方」に感情の変化を乗せること。序盤は「〜っすよ」と軽い敬語で距離が近い。好意を自覚した途端、敬語が硬くなる——「〜っす」だけの短い返事が増える。AIにこの変化を書かせるには、「好意を自覚してからは急に言葉を選ぶようになる」の一文がカギ。言葉が減るほど感情が増している、という逆転構造を推しに仕込める。

空テンプレート——自分の推しで埋める

上の3タイプを参考に、自分の推しの口調シートを作る。以下をコピーして、{ } の中を自分の推しに合わせて埋める。

■ {推しの名前} の口調ルール
- 一人称: {あなたの前での一人称} / {それ以外の場面での一人称}
- 二人称: {あなたの呼び方(場面別に指定)}
- 語尾の癖: {素のときの語尾} / {人前での語尾}
- 話し方の特徴: {推しタイプに合わせた特徴。具体的な癖を1つ以上}
- 絶対に使わない言葉: {推しが絶対に言わないこと}
- セリフ例:
  1. 「{平常時のセリフ}」({状況の補足})
  2. 「{感情が揺れたときのセリフ}」({状況の補足})
  3. 「{あなたに対してだけ見せるセリフ}」({状況の補足})

■ 関係性
- あなたに対する態度: {表面的な態度と、無意識に漏れる行動}
- あなたに対する本音: {自覚の有無も含めて}
- 関係性の現在地: {あなたと推しの立場、どちらが好意に気づいているか}

■ 禁止事項
- {推しに絶対させないこと}
- {推しに絶対言わせないこと}
- {二人の関係で起きてはいけないこと}

このテンプレートは汎用版。この記事では5タイプを紹介したが、残りの天然系・俺様系・ヤンデレ系を含む全8パターンの記入例付きテンプレートはBL Prompt Kit(BOOTH)に収録している。

Before/After——同じシーンを「編集テク」で変える

プロンプトの構造を整えても、AIの出力が「説明文」のまま出てくることがある。ここでは出力後の編集テクニックを3つ、Before/Afterで見せる。

テク1: 感情説明を仕草に置き換える

Before(感情を説明している)

薫はあなたの言葉を聞いて、胸が苦しくなった。彼はあなたのことが気になっていたが、それを認めたくなかった。「……別に」と言ったが、本当は内心浮き足立っていたのだ。

After(仕草だけで感情を見せる)

「……別に」薫はペットボトルのラベルを剥がしながら言った。指先に力が入りすぎて、ラベルが途中で千切れる。それを丸めてポケットに突っ込み、窓の外に目をやった。ちょうど、あなたが立っていたのとは反対側の窓に。

▶ 変えたのは「感情を地の文で説明する代わりに、指先とペットボトルに語らせた」だけ。

テク2: 即告白を「行動の蓄積」に変換する

Before(3行目で告白している)

薫はあなたを見つめた。「ずっと言いたかったことがある」。彼はあなたの手を取り、真剣な眼差しで言った。「好きだ。ずっと前から」

After(告白を禁止し、行動で好意を漏洩させる)

薫は自販機のボタンを押した。出てきた缶を見て、一瞬止まる。あなたがいつも飲んでいるほうじ茶だった。——違う、自分はブラックコーヒーのはずだ。缶を2本持ったまま廊下を歩いて、あなたのデスクにほうじ茶だけ置いた。何も言わずに。

▶ 変えたのは「告白を禁止し、代わりに"あなたの好きな飲み物を無意識に買ってしまう"行動で好意を漏洩させた」だけ。

テク3: 夢主のNPC化を「3動作」で直す

Before(夢主がNPCになっている)

薫が差し入れを置いた。「ありがとうございます」とあなたは言った。薫は頷いて去っていった。あなたはそれを見送った。

After(夢主の行動で場面を動かす)

薫が置いていった紙袋の中身を確認する。サンドイッチ。卵サンド——あなたが先週「卵サンドが好き」と言ったのは、別のスタッフとの雑談の中だった。聞いていたのか。紙袋の口を閉じ、誰もいないデスクで小さく息を吐いた。返しに行こうかと思って、立ち上がりかけて、やめた。今顔を合わせたら、たぶん、名前を間違える。

▶ 変えたのは「夢主に"気づき → 判断 → 抑制"の3動作を入れた」だけ。夢主が考え、迷い、自分を止める——この一連の行動でNPCが「主人公」に変わる。

AI出力が説明文になる問題を根本から直す方法はAI小説のAI臭いを直す3つの方法でも扱っている。

夢小説×名前変換——出力後の崩れを防ぐ方法

夢小説の醍醐味に「名前変換」がある。読者が自分の名前を入力すると、夢主の名前が書き替わる仕組みだ。AI夢小説でこの機能を使うには、出力時のルール設計が必要になる。

基本の方法: プレースホルダ指定

プロンプトに以下の1行を追加する。

【名前ルール】夢主の名前は「△△」と表記してください。読者が後から好きな名前に置換します。

AIは出力中ずっと「△△」を使い続ける。完成後にテキストエディタの「検索と置換」(Ctrl+H / Cmd+H)で「△△」を好きな名前に一括変換すれば完了。

途中で名前が崩れる場合の対策

長いシーンを書かせていると、AIが途中で「△△」を忘れて「あなた」や「彼女」に切り替えることがある。対策は2つ。

  1. リマインダーを場面指示に入れる: 場面ごとの冒頭に「※夢主の名前は必ず「△△」で統一」を追加する
  2. 出力を分割する: 1シーン(800〜1,200字)ずつ書かせて都度確認。ChatGPTの長文途切れ対策と同じ原理で、分割すると精度が上がる

推しの呼び方のバリエーション(名前呼び・あだ名・敬称つき)を含めた名前変換テンプレートはChatGPT夢小説の名前変換ガイドで網羅している。

よくある質問(FAQ)

Q. AI夢小説は無料で書ける?

ChatGPTの無料プラン(GPT-4o mini)でも書ける。ただし無料プランは1日のメッセージ数に上限がある。口調シートを貼ってから場面を生成すると1シーンで3〜5往復かかるため、本格的に書くならChatGPT Plus(月20ドル)が現実的。Claude(無料枠あり)やGemini(無料)でも同じテンプレートが使える。

Q. スマホだけでAI夢小説を書ける?

書ける。ChatGPTアプリ(iOS/Android)、Claudeアプリ、ブラウザ版Geminiのいずれもスマホ対応済み。口調シートをスマホのメモアプリに保存しておき、チャット開始時にコピペで貼る運用が最も手軽。名前変換の「検索と置換」だけは、スマホのメモアプリよりPCのテキストエディタのほうが確実に動く。

Q. GPT-4oやGPT-5でもテンプレートは使える?

使える。この記事のテンプレートはモデル依存の記法を使っていないため、GPT-4o・GPT-4o mini・GPT-5のいずれでもそのまま動作する。モデルが新しいほど長い口調シートの保持精度が上がるため、GPT-5ではより長いシーンでも推しの声が崩れにくい。

Q. 名前変換(名前置換)はどうやる?

プロンプトに「夢主の名前は『△△』と表記してください」の1行を追加する。AIは出力中ずっと「△△」を使うので、完成後にテキストエディタの「検索と置換」で好きな名前に一括変換する。詳しい手順はこの記事の名前変換セクションを参照。呼び方のバリエーション(あだ名・敬称つき)まで含めた設定はChatGPT夢小説の名前変換ガイドで網羅している。

Q. 二次創作の推しキャラでも使える?

使える。口調シートの「セリフ例」に原作の推しの台詞を3つ入れると、AIがその口調パターンを学習する。ただし原作の文章をそのまま大量にコピペするのは著作権上避けたほうがいい。「推しの口癖」「一人称」「語尾の特徴」を自分の言葉で要約して書くのがポイント。二次創作特有の設定矛盾を防ぐ方法はAI二次創作の設定矛盾を直すテクニックで扱っている。

Q. ChatGPT以外のAI(Claude・Gemini)でも使える?

使える。口調シートはプレーンテキストなので、Claude・Gemini・Copilot・GrokなどどのチャットAIにもそのまま貼れる。ツールごとの文体の差はChatGPTとClaudeの小説書き比べで比較している。Claudeは心理描写が繊細になりやすく、夢小説の「行間で読ませる」演出と相性がいい。

Q. 推しの口調が途中で崩れたらどうする?

長いシーンを書かせていると、AIが口調シートを「忘れる」ことがある。対策は2つ。(1)場面の冒頭に「※口調ルールを再確認してから書いてください」とリマインダーを入れる。(2)1シーン(800〜1,200字)ずつ分割して書かせる。分割すると精度が上がる原理はChatGPTの長文途切れ対策と同じ。それでも崩れる場合はAI小説のキャラ崩壊を防ぐ方法を参照。

Q. 長編の夢小説もAIで書ける?

書ける。ただし1回のプロンプトで長編全体を出力させるのではなく、「口調シート+場面指示」を1シーンずつ渡す形になる。シーンごとの口調シート再貼付が手間なら、ChatGPTのメモリ機能やClaudeのプロジェクト機能で設定を保持させる方法がある。連載管理のコツはAI長編小説の書き方を参照。

まとめ

  • 推しの「表の顔」と「素の顔」を口調ルールの二重構造で設計する——一人称・語尾・禁止語の切り替え条件がAI夢小説の命
  • 夢主にもセリフ例3つと口調ルールを書く。省略するとNPC化して推しとの距離感が消える
  • 「告白させない」「特別と言わせない」の禁止事項が、行間で読ませる関係性を作る

推しタイプ別の口調シート(クール・ツンデレ・甘々・王子・天然・俺様・年下・ヤンデレの全8パターン記入例付き)と演出ルールのフルセットは、BL Prompt Kit(BOOTH)からダウンロードできる。自分の推しに合わせて書き換えるだけで使える。この記事の詳しい解説はnoteでも公開している

CharaNote開発日記

「AIに口調を守らせたい」——この記事で紹介したテンプレートを、もっと直感的に管理できるツールを作っています。

CharaNoteは、キャラ設定シートをAIが読める形式で保存し、どのAIツールにもワンクリックで渡せるキャラ管理アプリです。現在クローズドβに向けて開発中。

進捗や先行アクセスの案内はCharaNote公式で。